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#34 崩壊



始まりは小さな爆発だった・・

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それは、強固なこの建造物にとっては取るに足らないモノ・・



しかし、タナトス・・ミカエル・・雷姫・・


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強大な力を持つ彼女達の攻防によって、少しづつ・・




でも確実に・・この建造物はダメージを蓄えていた・・












break down

















「・・な!?」








「こ・・これって・・やばいんじゃ!!」




・・っ!!  「maki」!!



画像 13093


























・・・






・・・









(なんだ・・?なにが起きたんだ・・?)









(ぼくは・・そうだ、研究所・・)








(研究所から・・医務室に向かって・・)






(そうだ・・タナトスの砲撃で穴だらけになっていた研究所の壁を抜けて・・)






「風姫を・・!!」





ー起き上がろうとしたその瞬間、背後に激痛が走ったー





「痛っ!?」





・・は、ははは・・なんだよ、これ・・?








ー半身を起こして見据えた先、自分の足の上にコンクリートの壁が覆いかぶさっているー





ー周りを見渡すと、壁という壁が崩れココが、何処なのかすら判らない・・ー





ー伏した自分の顔の横に、足元を照らす非常灯がある事から通路ということは判るー








(D社が崩れた・・のか・・!?)




(くそ!!ココはどの辺りだ!?はやく・・!!はやく風姫を・・!!彼女が・・!!)






「雷姫が・・!!!」






ー懸命に腕を前に出して地面を掴む、だが・・体が前にピクリとも動かない・・ー




・・こんな・・こんな所で・・!!こんな鉄の固まりごときで・・!!!






・・彼女が・・雷姫が・・!!時間を稼いでくれているって言うのに・・!!!










・・動けよ!!





「動いてくれよ!!!!」











ーうす暗い瓦礫の中で自分の叫びが・・虚しく響き渡る・・ー









なんで・・!!




なんでだよ!!






・・ぼくのせいで・・!!ぼくのせいで戦っているのに!!



ぼくは・・みんなに守られるだけで・・!!




ただ・・助けを呼びに行く事すらもできない・・のか!!






・・ぼくは・・







ー・・瞳から涙が溢れて止まらない・・己の無力さを・・不甲斐なさを心の底から・・ー







・・なんて・・なんて・・・っ!!  無力なんだ・・








ー自分自身で立ち上がることもできず、ただこの場所で泣くことしかできないのかー












「くそぅ・・!!くそう!!くそったれ!!!」









ぼくが、戻らなかったら!!




パンは?ミルキーは?




メア・・!!





・・・・・雷姫・・!!








「こんな所で・・!!立ち止まれるかぁああああ!!!!」






ー今一度、全身に力を入れて瓦礫を押しのけようと試みるー





ー体中が痛い・・右足には力が入らない・・ー




「こんな・・痛み・・!!皆に比べたら・・!!」








ー次の瞬間、目の前が真っ暗になったー


























・・・す・・・・・
















・・ター・・・・・・・・・・・・


















ー目がかすむ・・どうやら出血もしているようだ・・ー




























・・・・スタ・・ー・・・・












ー声・・?きみは・・・ー

















マスター・・こんな所で寝ていると風邪をひきますよ?






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ーキリコ・・?よかった・・無事だったんだね・・ー





ーぼくは、ずっと君の事が心配だった・・よかった・・クアトロが、上手くやってくれたんだねー








・・貴方って人は・・いっつも、みんなの心配ばかりして・・





こんな時まで・・







ー本当に・・よかった・・ー






マスター・・







・・私は、マスターと出会えて幸せでした。





マスターは私に沢山の幸せを与えてくれた・・





最後まで・・私を・・守ってくれた・・









だから・・今は私に、貴方の幸せを守らせてほしい・・





マスターの幸せを守りたい・・







・・少し・・気づくのが遅かったけれど・・








・・ありがとう・・マスター・・






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「・・キリコ・・?何処へ・・!!」








「!?」





・体が・・動く・・






ーmakiの両足に被さっていた巨大な壁の一部は、粉々に斬り裂かれていたー










・・キリコ・・









(ありがとう・・)













ー瓦礫の散らばる廊下・・傷ついた右足を引きずって、歩き出したー










 to be continued.




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[ 2012/10/11 19:43 ] ss | TB(0) | CM(2)
何というか・・・今回のラストは泣きそうになりましたよ。
キリコの幻というか、想いの塊?みたいな物が出てくるまでの展開は、全てが前振りとしか思えない感じですね。

キリコさんの強い想いが、maki.さんを救ったのでしょうねぇ。
そして、キリコさんがどうなっているのかは、まったく知らないmaki.さんのキリコさんを思う気持ちに答えてくれたんでしょうなぁ。

ミカエルとの戦いも、後少しで終わりそうな気もしますが、キリコさんの壮絶な最後と、その想いを知った時のmaki.さんがどう思うかが気になる所ですね。

これから、遂に風姫さんを救出する展開となっていくんでしょうが、今回の展開は心に来ますね~

次回も楽しみに待ってます。
(´;ω;`) グスッ
[ 2012/10/11 23:07 ] [ 編集 ]
ASUR・Aさん>コメントありがとうございます♪
キリコの想いとmakiの想いを汲み取ってもらえて私も感無量であります!!(T-T)
(地味な使い分けなのですが、ss中の表記はmakiなんです※ドットが無いんですよー♪)
(え・・?そんなの誰も気づかない?( ゚Д゚)ガーン・・)

キリコは話の本筋とは別の意味で、主人公のような感じで生まれたキャラクターでした。
1人で沢山の神姫を所有しているのが当たり前な時代に、心を持った神姫たちが「自分を一番に愛してほしい」と想うのは凄く人間らしく、扱く当たり前な感情だと、私自身が思ったからです。
物語の中で、無謀にも見える行動を取った彼女ですが、一番人間らしかったような気がします。(●´ω`●)

さて・・次回は遂に「あの娘」の登場です・・(*^^*)
引っ張って・・引っ張って・・引っ張りまくってー!!
満を持しての登場ですよー♪

次回……#35「銀翼」!!
[ 2012/10/12 15:52 ] [ 編集 ]
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